20年ごとの遷宮…生まれ変わり、若返りの約束が千年にわたり守られて来た神明神社と八王子社の物語

神宿る島

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愛知県 知多半島の先端、南知多町の周囲6.9キロ、人口1800人の小さな島に
荘厳な神殿が静かにたたずんでいます。
神明神社と八王子社です。

神明神社は、邪悪をはらい災厄をのぞく福寿の神として島民はもちろんのこと
島外からも多くの参拝者が訪れます。

八王子社は、造船、海上守護の神として祀られています。
また、正月の(おわたりさま)の神事により神明神社が女宮、八王子社が男宮とされ、
縁結びの神として信仰をあつめています。

初めて訪れる人は、小さな離島に似合わぬ立派な社殿に驚きます。
元は伊勢内宮の東宝殿と西宝殿なのです。
伊勢神宮の式年遷宮に篠島に下賜されました。
神宮時代には四重の御垣内(みかきうち)にあって目にする事が出来なかった宝殿が
檜の香り漂う神明神社の本殿としてよみがえるのです。

島の両社も歴史は古く、20年ごとに御遷宮を繰り返しながら神明神社が1200年、
八王子社が800年の歳月を数え、現在に引き継がれてきました。
神々への島民の厚い信仰のあかしであり誇りと言えます。
鳥居をくぐると感じる清浄な空気は永く善男善女を守って来た神々の息吹なのです。

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(神明神社、八王子社ともペットを連れて入場出来ません)

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